ストレッチの方法
こんにちは!
Top Works-Body西宮北口店パーソナルトレーナーの内海悠達です。
最近、10年ぶりぐらいにバレーをしたのですが、なかなかうまくできませんでした。ですが、本当に楽しく充実した1日を過ごせました!
皆さんも今後、スポーツをされると思いますので、今回は普段しない動きの危険性と予防についてお話ししたいと思います。
普段しない動きをするとなぜ怪我をする?
運動中に怪我をした経験ありませんか?
怪我をしてしまうのは、動かしたい筋肉・関節が動かない状態なのに、無理やり動かそうしたり、脳が運動学習できていない運動のため、筋肉の使う順番が偏ってしまうのが原因となることが多いです。
それらを改善していくためには、筋肉の柔軟性をあげたり、筋肉を使う順番を脳に覚えさせる必要があります。
運動前の静的なストレッチは怪我の元になる!?
運動前にストレッチをすると思いますが、ゆっくり長時間伸ばしていませんか?
運動前に伸ばしすぎてしまうと、筋肉が完全に弛緩してしまい、下記の様な運動のメカニズムが起きにくくなります。
そうなると瞬間的な動きをした際に、うまく筋肉の収縮が入らず、関節や筋肉を傷める原因にもなります。
瞬間的に筋肉を使う際のメカニズム
瞬間的に筋肉を使う際には、伸張反射、ゴルジ腱反射という2つのメカニズムが関係してきます。
伸張反射
筋肉が勢いよく伸ばされた時に、筋肉内の筋紡錘という感覚受容器が反応して、筋肉を収縮させる神経を興奮させ、筋肉がそれ以上伸びない様に縮む反射。
(筋肉の伸張→筋紡錘→感覚神経(Ia線維)→脊髄を経由して運動神経(α運動神経)→筋肉収縮)
ゴルジ腱反射
腱が引き伸ばされた時、腱の中にある感覚受容器(ゴルジ腱器官)が反応して、腱の損傷を防ぐため、筋肉を弛緩させようとする反射。瞬間的な筋力発揮の際には、ゴルジ腱反射の筋力発揮の抑制作用を、上位中枢が制御して筋力の低下を防ぐ。
(腱の伸張→ゴルジ腱器官→感覚神経(Ib線維)→脊髄を経由して運動神経(α運動神経)を抑制→筋弛緩)
運動前には動的なストレッチがおすすめ
身体をひねり、戻すなどの反動を利用することで筋肉を伸ばすストレッチ法で、上記の伸張反射やゴルジ腱反射を利用しますので、ウォームアップには最適です。怪我予防のために、最初は小さな動きから徐々に大きな動きに変えていきましょう。
また動くことで体温が高まり、関節可動域も広がりやすくなりますので、是非一度、試してみてください。
脳の運動学習が出来ていないと怪我のリスクが高まる!?
コップを掴む時にここの筋肉を動かして、この経路を通ってと考えてコップをとったことはありますか?
脳も同じで身体を動かす度に新規に動作を構築しているのではなく、過去にプログラミングされた筋肉の動きを使って動作を成立させています。
そのため、不備がある状態で運動学習をしてしまうと、意識して動作を直そうとしない限り、不備がある状態のまま、動作を続けてしまい、身体を痛める原因となってしまいます。癖は人それぞれな為、その人に合わせたトレーニングが必要となってきます。
静的なストレッチは日頃行い、運動前には動的なストレッチをして怪我なく楽しくスポーツを楽しんでください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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