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フォースカップルの重要性

こんにちは!

Top Works-Body西宮北口店パーソナルトレーナーの内海悠達です。

 

今回はフォースカップルについてお話ししたいと思います。

手をあげる動作一つとっても、単一の筋肉では動作の遂行が難しいため、複数の筋肉が協調して一つの動作を遂行しているのですが、このように関節を動かすために協力している複数の筋肉をフォースカップルと言います。

そのため、フォースカップルの中の一つでも、機能不全を起こしてしまうと、正常な関節運動が出来なくなってしまうので、他の筋肉で代償したり、関節に負担が掛かってしまいます。

 

代表的な例が肩関節のインピンジメントです。

(インピンジメントとは簡単に言うと、骨同士の距離が近くなってしまい、関節運動の際に、軟部組織や筋肉が挟まれたり、骨同士の接触がある状態のことを指します。)

手を上にあげる場合には、ローテーターカフと呼ばれる4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)が上腕骨を肩甲骨の関節窩に近づけ、その後、三角筋が働き、手をあげる動作が遂行できます。

この筋肉群が肩関節のフォースカップルです。

ローテーターカフが働かない状態もしくは筋収縮が三角筋より遅くなってしまうと、フォースカップルが崩れてしまい、インピンジメントが発生してしまいます。

この状態で重りを持って、手をあげる動作を繰り返してしまうと、怪我をしてしまう可能性がありますので、まずはローテーターカフの筋肉をしっかりと使えるようにしていきましょう!

 

ローテーターカフのトレーニング

ローテーターカフの中でも特に棘下筋と肩甲下筋が上腕骨を下に引き下げる作用があるため、この二つの筋肉のトレーニングを紹介します。

棘下筋(棘下筋の中でも上の方の線維)

体幹に上腕をつけた状態が開始姿勢となります。この状態から上腕が体から離れないように、手の甲側に手を回します。

棘下筋(棘下筋の中でも下の方の線維)

肩関節を90°横に開いた状態が開始姿勢となります。この状態から上腕が回転以外の運動を出さないように気をつけながら、手の甲側に回します。

肩甲下筋(肩甲下筋の中でも上の方の線維)

体幹に上腕をつけた状態が開始姿勢となります。この状態から上腕が体から離れないように、手掌側に手を回します。

 

肩甲下筋(肩甲下筋の中でも下の方の線維)

肩関節を90°横に開いた状態が開始姿勢となります。この状態から上腕が回転以外の運動を出さないように気をつけながら、手掌側に回します。

負荷をかけたい場合には、チューブなどを使ってみてください。

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