上手な油の摂り方
こんにちは。
Top Works-Body
千葉柏店パーソナルトレーナーの秋葉功多です。
最近は寒波が日本列島を覆い、寒い日が続きますね。
体調管理には十分気をつけてください!
さて、今日は身体に必要な油について記載したいと思います。
まず、脂質の役割について
脂質(油)は「命の燃料」となる無二の栄養素といわれ、とても大切な役割を担っています。
その役割とは、
1.細胞膜(生体膜)の形成
細胞の門番ともいえる細胞膜は、栄養素を取り込む、老廃物を排出し、細菌やウイルスの侵入を防ぎます。細胞同士の情報を伝達する、ホルモン様物質の材料になるなど、私たちが基礎となる大切な役割を果たします。
2.エネルギー源として働く
まっさきに使われるのは、ごはんやパンなどの糖質ですが、糖質がなくなってくると脂質からエネルギーを使うようになります。脂質は糖質の約2倍のエネルギーを放出するので、効率のよい燃料源です。
他にも、熱の発散を防いで体温を保ったり、太陽の光を利用してビタミンDを合成したり、脂溶性のビタミンA・D・E・Kなどの吸収を助けたりします。
脂肪には大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つがあり、飽和脂肪酸は牛肉や豚肉、乳製品など動物性の脂肪に多く含まれています。
不飽和脂肪酸はさらに、オメガ3不飽和脂肪酸とオメガ6不飽和脂肪酸という主な2種類に分類されます。
飽和脂肪酸は体内で合成できるため、必ずしも食事から摂る必要はありません。
むしろ動物性の脂肪の摂りすぎによる弊害のほうが指摘されます。
オメガ3とオメガ6はどちらも体内では作り出せないことから、食事などを通して外から補わなければならない「必須脂肪酸」と呼ばれています。
大切なのは、このオメガ3必須脂肪酸とオメガ6必須脂肪酸のバランスです!
特にオメガ3という物質は、関節炎やアトピー・喘息、ガンに至るまで、「炎症」が関係している多くの病気が起こるのは、オメガ3が不足しているからと言われています。
不足することによって、「炎症作用」のバランスが崩れているのが一番の問題です。他にも糖尿病、心臓病、高血圧など、生活習慣病への効果も期待されています。
もともと日本人は魚を多く食べていたので、こういった疾患にかかりづらかったのが、戦後の食生活の急変によってオメガ3が不足し、様々な疾患の急増につながったと考えられています。
オメガ6はコーン油、サフラワー油、大豆油など、普通よく使っている植物性の油に含まれていて、人間には必要な脂肪酸(必須脂肪酸)ですが、体の中での役割として炎症を起こす原因の物質なので、過剰になってしまうと過炎症になり炎症性の疾患に繋がってしまいます。
魚を食べなくなったこと(オメガ3が減る)、肉や油物を食べることが多くなったこと(オメガ6が増える)で、これらの脂肪酸が起こす反応「炎症」のバランスが失われています。
なので、魚(サバやイワシなど油のある魚)を食べないといけないですし、魚を食べられない人は亜麻仁油やエゴマ油、もしくはチアシードでなどのスーパーフードで補うと良いかと思います。
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