糖質を摂るタイミング
こんにちは!Top-Works body西宮北口店パーソナルトレーナーの荒木隆介です!
9月も後半に差し掛かり、いよいよ本格的な秋のシーズンが近づいてきていますね。秋といえば食欲の秋とも言われるほど、ご飯の美味しい季節ですね。毎年この時期はついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないのでしょうか。
さて、今回は糖質を摂るタイミングについてお話しさせていただきます。そもそも糖質とは三大栄養素である炭水化物に含まれるもので、人間の体内に吸収されてエネルギー源になる、かなり重要な役割を果たしてくれる物質です。代表的な食べ物を挙げると、お米やパン、麺類といった主食と呼ばれるものが例です。
簡単に説明させていただきましたが、ダイエットやボディメイクを進めていく中で、糖質というフレーズにあまり良いイメージを持たないと感じられる方は多いのではないでしょうか。最近では糖質制限ダイエットの浸透もあって、過度に糖質を制限してしまう方も少なからずいらっしゃると思います。
糖質というのは先ほどもお話しさせていただいたように、身体のエネルギーとなるもので、簡潔に言い換えると車でいうガソリンの役割といえます。その糖質をほとんど摂らないような制限をかけてしまうと、エネルギー源が体内に無い状態に等しい為、身体がだるく動きづらかったり、集中力を欠いて脳の働きが悪くなったりと、明らかな悪影響が出てしまいます。
しかも、糖質制限を過度にかけてしまうと糖新生という現象が起こってしまいます。
この現象は、糖質制限の状態でエネルギー源である糖質の代わりに筋肉中にあるタンパク質を構成しているアミノ酸を利用して、エネルギー源を保つという現象です。
簡単に言うならば、
「筋肉(アミノ酸)を壊して、糖の代わりにしてしまう。」
ということなのです。
身体の基礎代謝を構成する割合の高い筋肉が糖新生の影響で壊されてしまうと、筋肉量の減少と共に基礎代謝も落ちてしまいます。
基礎代謝が落ちてしまうと、安静時での身体の代謝量が落ちてしまい、体重は水分量の減少の影響で落ちても、肝心の体脂肪は全く減らない、糖新生で筋中のアミノ酸が利用される影響で筋肉量も増えないといった余計に痩せづらい身体になってしまいます。
過度な糖質制限をする際には、かなりの量のタンパク質を摂らなければならないのですが、なかなか一般の方が撮れる量ではないのが事実です。
ダイエットや減量目的で糖質を摂る量やタイミングとしては、1回の食事で100~150g程の量(コンビニのおにぎり1個分)で、特に、あまり動くことが少ない夜よりも、活動時間帯である朝と昼を重点的に摂るのがベストです。
運動やトレーニングされている方であれば、運動時間の1時間~2時間前、運動後の1時間以内が理想的なタイミングです。
運動前後に糖質を補給することで、基礎代謝や筋肉量の維持向上にも繋がります。
ダイエットと聞くと制限するものが多いイメージですが、適切な量とタイミングさえ分かっていれば、ただ苦しいだけのダイエットではなく、心身にストレスをかけずより充実した成果の見えるダイエットへと変わっていきます。
是非この機会に今の食生活を見直してみましょう!
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