軟水と硬水
こんにちは!
Top Works-Body宝塚店
パーソナルトレーナーの西島侑希です。
ここ数日で台風が来たかと思えば、真夏のような暑さが連日続いて、セミの鳴き声もしてきて夏らしくなってきました。気温も35度を超えるところもあり、花火や海水浴シーズンとなってきますが体調管理には十分に気をつけましょう。
皆さん暑くなってくると今までより水分量が多くなってきますよね?今日はコンビニや自販機でも販売している「水」について記載させて頂きます。
水には硬水と軟水とがあり、ヨーロッパでは硬水が多く、日本では軟水が多いと言われています。水の硬度とは、水のなかに含まれるミネラル分、カルシウムとマグネシウムの合計量を数値化したもので算出基準は国によって異なりますが、日本ではアメリカの基準が広く採用されています。計算で導き出された硬度の数値が301以上のものを硬水、100以下のものを軟水として分類しています。また101~300までの水を中硬水として、軟水や硬水とは区別することもあります。
日本では生活用水の80%が80以下の軟水。水道水なども軟水に分類されます。硬水と軟水、どちらが好みかというのは人それぞれですが、日本人には普段から飲みなれている軟水のほうが飲みやすいと感じる人が多いようです。また硬水と軟水はそれぞれの使用用途によって、食事や飲み物により適した利用法があります。
軟水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が、硬水に比べて少ない分、コーヒーや紅茶などの香りや味などがストレートに引き出されます。料理などでも素材やダシ、香りなどが浸透しやすいので味がしみ込みやすく、日本料理全般に適しています。カルシウムやマグネシウムを一度に大量に取ってしまうと胃腸に負担をかけて、お腹を壊してしまうこともありますが、軟水にはそのような心配は少ないと言われています。ただしミネラル分が少ないため、スポーツ時に軟水を飲む場合は、塩分やミネラル分を含んだ食品などを別に準備して、一緒に補給することが望ましいです(梅干し、レモン、バナナなど)。
硬水は、運動後のカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分補給に適しています。ただし、日本人はあまり硬水を飲みなれていないことや、胃腸に負担をかけやすいこともあるので、運動後の水分補給は数回にわけてこまめに取ると良いでしょう。料理においては、肉などの灰汁が出やすくなる特徴があるため、灰汁を十分に出したいときには適していますが、含まれるミネラル分によってタンニンやカフェインが溶けにくいことから、コーヒーや紅茶などには適さないようです。
またスポーツシーンにおいて、カルシウムとマグネシウムを多く含む硬水は、運動後の水分補給に適しています。しかし、いきなり大量に飲むとお腹を壊すことにもなりかねません。まずは今まで飲んでいる水から、少しずつ硬水に変えていくのがよいでしょう。飲み続けても体調に問題なければ、硬水での水分補給を続けてみましょう。
硬水を飲むことでカルシウムやマグネシウムを摂取することができ、足がつったり、筋肉が痙攣するなどといった運動時のトラブルを予防することにも繋がりますので、是非飲み分けてみてはいかがでしょうか!!
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