NO!の気持ちの作り方
こんにちは。
Top Works-body千葉柏店トレーナーの秋葉功多です。
今日から8月!日差しが強くなり、夏も本番ですね。
さて、この記事をご覧になられている方の中には、夏に向けて春から始めたダイエットも「挫折ぎみ……」という人もいるのではないでしょうか?
お仕事も残業続きだったり、間食が増えたり、お付き合いで飲みに行く機会が増えたりなど、ちょっとした日常の誘惑や気晴らしを「NO!」ときっぱり断れないことが、ダイエットの挫折に直結しているという方も多いかと思います。
でも実は、この「NO!」の言い方を変えるだけで、自己抑制力をコントロールして脳のやる気を引き出し、ダイエットの成功率を高められることを、ご存じでしょうか?
今回は、ダイエットに効果的な「NO」の言い方についてご紹介致します。
■なぜ人間は誘惑に負ける?
人が誘惑に負ける科学的な理由は、一つではありません。
スタンフォード大学の心理学者、ケリー・マクゴニガル氏によれば、脳では複数の自己がせめぎ合あっており脳のストレスや疲れによって、自己抑制力が低下するそうです。
さらに一度失敗すると、その罪悪感から「どうにでもなってしまえ!」と自暴自棄になり、さらに食べてしまうという悪循環にも陥ってしまいます。 しかしながら、実は簡単な方法で意志の力を鍛えることができるそうです。
■「できません」と「しません」の違い?
米国で行われた以下の実験によると、言葉によって意思の力が変わるという興味深い結果が得られたようです。
まず学生たちにアイスクリームを見せ、一つのグループには「私はアイスクリームを食べることができません」、もう一方のグループには「私はアイスクリームを食べません」というフレーズを数回、繰り返してもらった。
その後、研究とは関係のないダミーのアンケートを行い、そのアンケート用紙を回収する際に「実験参加のお礼として、“チョコレート・キャンディ・バー”か、“グラノーラ・ヘルス・バー”のどちらかを選べる」と伝えました。
すると、「できない」と繰り返したグループは、高カロリーの“チョコレート・キャンディ・バー”を68%の確率で選択したのに対し、「しない」と繰り返したグループは36%の確率で選択した。
つまり「しない」と繰り返したグループは、使った言葉の影響により、「できない」と繰り返したグループよりも、健康を意識した選択を行ったと考えられるのです。
■なぜ「しない」は「できない」より効果的か?
これに関連して、コロンビア大学のハイディ・グラント氏の分析によれば、「しない」という言葉は、“自分の決意”の表明であり、意志の肯定・強化につながる。
一方、「できない」という言葉は、“外部からの制限”を強調するため個人の主体性を奪い、脳のやる気を削ぐそうです。
ちょっとした言葉の違いで、やる気も意思の力も変わってくるとは驚きですよね?
ダイエットに効果的な「NO」の言い方についてご紹介した。
「ダイエット中だから食べられない」や、「今日もジョギングはさぼれない」などつい言ってしうまう人は、それが失敗の原因となっている可能性があるかもしれません。
まずは「私はやせる!」「変わる!」と宣言しましょう!
自分の行動を意識することで、意思力が強化され、ダイエットを続けられるようになるはずです。
言葉のマジックを意識しつつ、改めてダイエットにトライしてみてはいかがでしょうか?
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